
『髪は、いつでも応えてくれる』
年齢を重ねると、肌はもちろん髪にも色んな悩みが取り巻くものでして、うねり、乾燥、ごわつき、細毛、・・・と尽きません。ただ昨今、嬉しいことに美容サロン施術も進化してハイスペックなトリートメントも増え、ホームケアも様々な種類があり、何か自分に合ったものを素早く見いだすことができる時代だと実感しています。
私もスーパーロングならではの、髪のコンディションはわかりすく、あぁ今何か足りないんだな、と思うことが多々あります。スキンケアやメイクで自分の気持ちよさを保っていても、髪が整っていないと鏡を見たら、どこか垢抜けない姿が映っているかもしれません。もしかしたら、それが髪の質感だとしたら、早く解決しないと勿体ない。
たとえば、大人の髪のうねりは加齢によるものもありますが、毛髪内部の髪のたんぱく質の偏りによっても顕著に現れます。だとしたら、いつものトリートメントの回数を増やしたり、ヘアマスクを取り入れ丁寧に髪に塗布(この時、できれば細かな目の櫛で梳くと効果的)したり、またシャンプー後はスキンケアと同じく乾燥を防ぐべき、髪に合ったヘアケア剤を素早く塗布、これでずいぶんと毛髪内部の水分蒸散も防げます。
そうすることでドライヤーの熱から髪を守り、1本1本が扱いやすくなります。
また、シャンプー後トリートメント前にブースター的な役割を果たしてくれるアイテムを使うのもおすすめです。トリートメントの吸収が高まり、髪の密度もビルドアップするので乾燥から守り、潤いのある髪を保つことができます。
また、冬は静電気も起きやすいのでドライヤー後の髪表面にヘアオイルやヘアミルクを使うことで、プロテクト効果も高まり、摩擦からも守ってくれますよ。艶が欲しいときはオイルスプレーも最後に纏うようにかけるだけで、瞬時にサラサラとした光沢のある仕上がりになります。
あと、これは忘れがちなのですが、髪の質感を整えた後は、最終のチェックポイントとして“浮き毛”の存在を消し去りましょう。どんな素敵なヘアスタイルをしていてもホワホワとした髪が輪郭をだいなしにしてしまう可能性が。
そんな時はマスカラタイプのセット剤が便利で、切れ毛で浮いてしまった髪もスッと手軽になじませることもできるし、おくれ毛やもみあげの髪にニュアンスを与えることもできるので1本持っておくと重宝します。
髪は手を入れれば、入れるほど応えてくれるパーツだからこそ、自分に合ったものに囲まれたいですね。
