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人気ヘアメイク
長井かおりのベースメイク基本の“き”
~4ステップで完成!夜まで崩さない朝スキンケア~
大人気のヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさん。
そんな彼女に今回、わかりやすくてしかも簡単、なのにきちんとキレイで長時間崩れない
ベースメイクの基本の“き”を教えていただきます。
前後編の前編となる今回は、メイク前のスキンケアについて。ショート動画と併せてお楽しみください。
ヘア&メイクアップアーティスト
長井かおりさん
化粧品メーカーの美容部員を経て、ヘア&メイクアップアーティストに。親しみやすくハッピーオーラ溢れる人柄とロジカルかつトレンドをしっかり押さえたメイクアイデアで人気を博す。現在は女優やモデルへのメイクアップだけでなく、YouTubeや雑誌等でのわかりやすいコスメレビューやテクニック提案は常に注目の的。新刊「長井かおり 「自分に似合うメイク」の方程式、教えます!」(小学館)等、著書も多数。自身のYouTubeチャンネル「おしゃべりメイクBOX」ではメイクやスキンケアの「知りたい!」を叶えるコンテンツを多数発信している。
1日中崩れない肌は水分が必須!
水風船肌を目指したケアを
「崩れたくないからとメイク前のスキンケアを端折る方が時々いらっしゃいますが、それは違います。もちろん油分がたっぷり入ったこってりとしたアイテムを使うことはメイク崩れの原因になることもありますが、乾燥もまたメイクのもちを悪くしてしまうのです。スキンケアで水分をたっぷりケアで入れ込み、水風船のようにパンとした状態に膨らませることで、ベースメイクののりが良くなり、乾燥崩れも防げます。ですからメイクの前にこそ、丁寧なケアがマスト。ブースター、ローション、美容液、UV乳液の4ステップで、水分満タンな肌を作りましょう」
長井かおり流・潤い満タン4ステップスキンケア
ブースター
洗顔後すぐ使うブースターは、乾燥などでゴワついた肌を柔らかくほぐして潤いの通り道を作り、その後に続く化粧水の浸透をサポートしてくれるアイテム。角質ケア系、保湿ケア系などさまざま用途のアイテムがありますが、ご自身の肌悩みやなりたい肌に合わせて自由に選んでいただいてOKです。ただし、メイクに影響が出ないように軽やかな使用感のものを選びましょう。適量を全顔になじませ、軽く手のひらで押さえて浸透をサポートして。
ローション
メイク前のローションはとにかくたっぷり!私は「じゃぶじゃぶローション」と呼んでいるのですが、手のひらからこぼれるくらいの量を顔を洗うようにして数回に分けて顔全体に入れ込みましょう。目まわりや口周りなどの細かい部分には、指先で優しく馴染ませてくださいね。こうすることで水分がすみずみまで行き渡り、キメも整って水風船みたいにパンとした状態になります。メイク前に使うローションは少しとろみがあって、かつ肌表面がベタベタしないライトな使用感のものがおすすめ。たっぷり使うことが重要なので、心置きなく使えるお値段のものを選んでくださいね。
美容液
保湿、美白、シワ対策など、美容液は欲しい効果で自由に選んでいただいてOKです。ただし保湿力が高く、メイクに響かないみずみずしいテクスチャーのものを選びましょう。規定量よりやや多めの量を顔全体に伸ばし、化粧水と同じく目まわり、口周りなど細かい部分は指の腹を使って優しくなじませて。
UV乳液
水分をたっぷり入れ込んだら、油分で蓋を。乳液やクリームを塗り、その上から日焼け止めを塗るのでももちろんいいのですが、時短&薄膜に仕上げたい朝にはミルキーなテクスチャーのUV乳液が便利です。ムラなく全体に塗るためには、長井流“なると置き”がおすすめ。額の中央、両頬、顎にぐるぐるとなるとのような模様を描き、指の腹を使って内側→外側へと優しく塗り広げましょう。
仕上げに手の甲で触って
“もちぺと”チェックを!
メイク前のスキンケアの4ステップで目指すのは、内側にたっぷりと水分を抱え、もっちりとしたハリを感じさせる “もちぺと” 肌。スキンケアの全工程が終了したら、なにもついていない手の甲で頬に軽く触れてみて。もちもちとした弾力を感じ、離す瞬間にぺたっと吸い付く感触があるなら準備完了です。
長井かおりさんの朝の4ステップスキンケアならば、難しいテクニックも、特別なアイテムも不要でメイクが1日中崩れない肌を作れます。次回はいよいよ、ベースメイクのHOW TOをお届けします。
監修&メイク:長井かおり(MAKEUPBOX)
撮影:金 栄珠 モデル:田村ルイコ(SPACECRAFT AGENCY)
構成・取材・文:中川知春