お疲れ印象を“なかった”ことに
大人のベースメイクの最適解

「シミなどのエイジングサインを隠そうとして厚塗りすると、かえってシワが目立つなど老け見えしてしまいます。かといって肌のアラが隠れないのも困りもの…。大人のベースメイクってバランスが難しいですよね。だからこそ、お疲れ印象に繋がるくすみや色ムラをまろやかにトーンアップしつつ、透明感も引き出せる。それを叶えるテクニックやアイテムを用いて、ベースメイクを行うことが大切なんです。またスキンケアが終了した後、メイクを開始するまでは少々時間（5分～10分程度）を空けるとスキンケアがほどよくなじんでのりやもちがよくなります。空いた時間で朝食を摂ったり、歯磨きするなどして時間の有効活用を！」

メイク下地

下地はファンデの接着剤的役割を担うものでもあるので、崩れないベースメイクのために必ず使いましょう。多彩な色やテクスチャーのものがありますが、肌トーンを選ばずくすみを軽やかに飛ばせるピュアピンクの下地が初心者さんにはおすすめ。額の中央、両頬、顎先に置いたら、指全体を使って手早く顔全体に広げましょう。指に残った分を首に薄くなじませると顔と首の差がなくなります。目尻や目頭、小鼻の周辺、口角、そして毛穴が気になる部分などは下地が馴染んでいない場合が多いので、指の腹で優しく押さえて密着させて。

下地の量はパール１粒を目安に。

リキッドファンデーション

ファンデーションで使いやすいのは、伸びのよいなめらかなタイプ。全体に均一に塗るのではなく、顔の中心部分をメインにのせましょう。顔の中心部分、特に頬の部分は赤みや毛穴、シミ、色ムラといったお悩みの多発ゾーン。この部分にはしっかりめにファンデーションをのせ、他の部分は軽くさする程度で薄く仕上げると肌のアラを隠しつつ、自然な立体感も演出できます。頬の中心部分に逆三角形にファンデーションを置き、水を含ませてしっかりとよく絞ったスポンジで軽く叩くようにしてのせるとピタッと密着しつつ、薄膜に仕上がりますよ。

スポンジに水を含ませたらぎゅっと絞り、さらにキッチンペーパーやティッシュなどで水気をしっかり切る。

パウダー

パウダーを纏うことで肌がサラサラになり、メイクのもちが良くなるだけでなく、シャドウやチークもキレイに発色します。乾燥しやすい大人の肌には、保湿力の高い、透明なパウダーがおすすめ。塗り方は部位によって変えるのがキレイな仕上がりの秘訣。崩れやすい目尻や小鼻、口角、Tゾーンは“きちきち塗り”で。細かい部分はパフを折ってのせるとしっかり密着させることができます。頬などはパフを優しく滑らせる“ホワホワ塗り”を。薄～くのせることで、スキンケアや下地、ファンデーションで作ったツヤが透けてキレイな仕上がりに。