石川ユウキが指南！
大人のマンネリメイクのお悩み、解決テク
～小顔＆あかぬけを叶える眉メイク編～

眉はプロにとっても難しいパーツ。「うまく描けない」、「正解の形がわからない」と悩んでいる人も多いのでは？　石川さん発、お悩み解消メイクアップテクの後編となる今回は、そんな悩ましいパーツである眉がテーマ。マスターすれば小顔も顔立ちのメリハリアップも叶う、そんなテクを紹介します。

ヘア＆メイクアップアーティスト
石川ユウキさん

サロン勤務、アシスタントを経て独立。自身が考案した韓国メイクを日本人に似合うようにアレンジした「ハニルメイク」が話題を呼び、「読むだけで韓ドラヒロインに近づける 大人の韓国女優メイク」（主婦の友社）をはじめ書籍も出版。プロの技をわかりやすく毎日メイクに落とし込んでキレイをアップデート。そんなメイクでも支持を集めており、イベント等でメイクのアドバイスをすることも多い。@ishikawayuki_hairmake

年齢を重ねたことで顔が大きく、間延びしてきたと感じるなら、それは加齢によって眉と目との幅が広がってきたから。そのお悩みを解消するには、眉メイクを変えることが効果的なのですが、眉って濃すぎると厚化粧に見えてしまうし、淡すぎても顔全体がのっぺりしちゃうんです。ほどよく、キリッとさせておくことで、顔の間延び感が払拭され小顔に見えます。さらに、色やシェイプにこだわることで、こなれた印象も手に入りますよ。

大人の眉メイクにおすすめなアイテムたち

使用するのは、アイブロウパウダー、リキッドアイブロウペンシル、アイブロウマスカラ、スクリューブラシとアイブロウブラシ。パウダーとペンシルは髪色や瞳の色とも相性のいいニュートラルなブラウン、マスカラは黒髪にも明るい髪色にも似合うパープルアッシュを選ぶと洒落て見えます。

下のラインはパウダー、眉尻＆足りない部分はリキッドで描く。仕上げに眉マスカラでニュアンスチェンジを！

HOW TO MAKE-UP

①スクリューブラシで眉全体をしっかりとかす。

スクリューブラシでしっかりとかすことで、スキンケアやベースメイクの油分や埃などをオフ。何度かブラシでとかすうちに、毛のクセなども解消され、美しい毛流れのベースができる。また、事前にフェイスパウダーをパフやブラシで眉全体にのせておくと油分が抑えられ眉メイクが消えにくくなる。

②眉の下側のラインをパウダーで１mm下げて描く。

ブラシにアイブロウパウダーを取ったら、眉頭を除いた眉の下側のラインを１mm下げて眉尻まで描く。

アイブロウパウダーは濃い色と中間色を１：１で混ぜる。髪色や瞳の色が明るい場合には、中間色の割合を多くして。

YUKI’S　POINT！

アイブロウパウダーはあくまで淡く！　線をしっかり描くというより、毛の影を仕込むイメージで。

③眉尻をリキッドで一本一本描き足す

④リキッドアイブロペンシルで眉尻に毛を描き足す。毛が生えている方向を見ながら上から下方向に描いていく。眉が薄い人、欠けている部分のある人は、その部分も毛を描き足して。

YUKI’S　POINT！

一気に描くとのっぺりとした眉になってしまう。リキッドで短い線をチョコチョコと少しずつ描いていくことで、まるで地毛のようなリアルな毛を偽装できる。また、眉頭より眉尻が下がるのはNG！　古い印象のメイクになりやすく、顔全体が下垂して見える恐れが！

⑤アイブロウマスカラで毛流れを整える

アイブロウマスカラをつけるのは毛の中間～毛先のあたり。毛流れに沿ってブラシを動かし、色というよりニュアンスをオン。眉の黒さが緩和されることで、柔らかな雰囲気に。

＼ 完成 ／

明るすぎないアッシュパープルのニュアンスと丁寧に整えた毛流れがクリーンでこなれた雰囲気をメイク。さらに眉と目が近づいたことで、顔の間延び印象も払拭。シャドウなどを濃く塗らなくても、メリハリも生まれています。

眉が変われば顔立ちまで変わっていく。石川さんならではの眉メイク術を覚えておけば、いつでもイキイキとした印象でいられます。
眉メイク迷子は今日でおしまい！毎日のメイクを楽しみましょう。

監修＆メイク：石川ユウキ（Three PEACE）
撮影：金 栄珠
モデル：松田珠希（TENCARAT PLUME）
構成・取材・文：中川知春
動画：parakeet